2020/10/15
軒(のき)
いつまでも曇天が続きますね。
秋晴れが待ち遠しい現場です。
会社の現場シートを下げさせていただきます!ありがとうございます。
今回の現場は軒部分が化粧材です。その分屋根をかけるのに時間もかかりますがもう少しで屋根も目途が立ってきました。
この軒(のき)。壁から屋根が突き出している部分の事ですが日本の家は当たり前にこの形になっています。
改めて確認してみるとほとんどの家が軒が出ていています。(最近の住宅には軒の出がゼロの家がありますが)
店舗や事務所などやビルなどは軒が無い造りもありますが、この軒には大きな役割が有るのでとっても大事です。
役割1.雨漏りを防ぐ!(軒が出ていることにより屋根を伝った雨は壁に絡まず樋へと流れていきます)
役割2.外壁に雨が当たるのを軽減する!(軒が出ていると外壁に雨が当たるのを軽減できます。その分外壁の劣化が少なく家が長持ちします)
役割3.夏の日差しを防ぐ!(夏の太陽は、真上近くから注ぐため軒が日よけになって暑い日差しが家の中に入るのを防ぎます。外壁の劣化も防ぎます)
あとは、ちょっとの雨でも軒があれば窓が開けられたり、屋根の中に通気層を確保しやすくするなど・・。
軒があるのと無いのでは外観のデザイン面で大きな差が出るため店舗や、外観上のこだわりが強い場合などは軒ゼロでも仕方無いところです。(私も軒ゼロ造っていますが。。。)
でも、住まいとなるとそれ以上のメリットはあると思いますので極力、軒は造りたい。
そんな思いです。
松本。