2020/05/12
手刻み加工!
本日、増築工事の上棟工事を行いました。
6畳一間の増築です。
今回は建坪が小さいという事もあり、構造材の加工は全て大工さんの手刻みで行いました。
最近は一般的にプレカット加工が主流となっています。CAD図面をもとに機械で加工を行う事で寸分の狂い無く加工を行います。
しかも加工にかかる日数も短い為プレカット加工が多くなっています。
プレカット加工がなかった時代は全て大工さんによる手刻みで構造材を加工していました。
しかも角材だけでなく丸太梁などもあったため墨付け・加工には大変な時間と手間をかけていました。
私自身も、恥ずかしながら建築業界に入ったころにはすべてプレカットで行っていましたので本格的な手刻み加工を経験したことはありませんでした。
今回、手刻み加工を経験させていただきましたが改めて大工さんの技術はすごいと感じられ良い経験をさせていただきました。
これを家一軒やるのはですね。現実的にはプレカットが主流になるのもわかりますがこの技術が途絶えてしまうのは大変もったいないことですが、手間と時間を考えると仕方無いのかなとも正直思ってしまいます。
ただ、時間と手間が許すならとも思いますね。
改めて我社の作業場にも手刻み用の機械がありますので出来る限り有効活用したいものですね。
松本